世界へつながる

芸術は、それが音楽でも美術でも文学でも

「世界へつながる」

日本で、ベートーベンを聴き、
村上春樹氏の小説が海外で読まれたりする。
浮世絵がNYのメトロポリタン美術館で見られたりもする。



きっかけは、とてもつらいことことからだった。


東京・赤坂のビルの4階に20坪のコンサートホールがある。
持ち主は、ビルの階下にある料理屋「魚心」の3代目Sさん。
25人も入れば満員のこのホールは、
ここから多くの演奏家が巣立ち、「若手の登竜門」と呼ばれる。



Sさんと音楽との出会いは板前修行中の22才の時で、



結核で入院し、やれることは、音楽を聴くことくらいで、




ラジオで、FMの音楽の放送を聴いた。




このときクラシック音楽、とりわけチェロの音色が気に入り、
24才で店を継いだものの
コンサートの手伝いをするようになった。
18年前、創業100年を迎えた料理屋をビルにする際、
商売だけではなく、人が喜ぶビルを作ろうと考えた。
若手の練習場が必要とされていることを知り、
ホールは2500万円かけて、防音設備を施し、
800万円のスタインウエイのピアノを置いた。


演奏家の言い値で貸し、お金を取らないこともあった。
壁いっぱいに演奏家の写真が並ぶ。
ここで腕を磨き、羽ばたいていった演奏家は、
100人を下らない。
昨年、バン・クライバーン国際コンクールで優勝した
辻井伸行さんもその一人だ。
(中学・高校時代、ここで横山幸雄さんの指導を受けて
横山さんが、「こんなイメージで」と弾くと、目が不自由な
辻井さんは耳で覚えて再現し、集中力と耳の良さに驚いた)



3年前、Sさんは、食道癌になり治癒はしたものの、



このホールの行く末を案じた。



それで、支援の輪が広がり、支えられていった。
70人の仲間が賛同し、NPOを作って、
離島や過疎地での演奏会をするため、
その資金にするチャリティーコンサートに力を入れている。



「このNPOが海外公演の場を提供するところまで行ければ」
と、Sさんは,語っている。
(辻井さんは、もうすでに、世界で活躍している)



このホールの誕生と飛躍のきっかけは、結核と食道癌だった。
 



重大な病気で、その時は、誰が考えてもつらいことだけれど、




それがなければ、このホールの誕生と飛躍はなかった。






コメント

Sさん、素晴らしいです!

与えられた使命に気付かれて、人生を懸けて取り組んでいらっしゃるんですね。
辛いことがきっかけになったことで、より一層支援を必要とするかたに心が寄り添っていらっしゃるのではないでしょうか?
そのSさんを支えるお仲間の輪が広がったことにも、とても感動させられます。
支援の輪、幸せの連鎖が続いていきますように!

そして辻井さんも、恩恵を受けて飛躍されたお一人なんですね。
彼がそのコンクールで優勝した時のドキュメンタリーをテレビで見ましたが、町全体で支えられた素晴らしいコンクールなんですね。
出場者を長丁場で受け入れるホームステイ先のご家庭の苦労や、それをとても誇りに思っていらっしゃる様子が興味深かったです。

誰かに支えられること、また逆に誰かを支えることも、同じように幸せですよね。
実は今日私も、目白駅前でビックイシュー日本版を買って、超~~ささやかながら、そんな幸せを感じさせて貰えました。
ビックイシュー、ご存知ですか?
イギリス発祥のホームレスを支援する冊子で、販売員のホームレスのかたから300円で購入すると、160円がそのかたの利益になるんです。
支援を必要とする人に対して、たくさんの人が関心を持って少しずつ支えるという社会は理想的だと思うので、ビックイシューの理念には大賛成です。
内容も結構濃くて、エンタメから社会問題まで、小さな役に立つ情報がたくさん詰まっているので、私は街で販売員のかたを見かけたら即購入ですね。

ところで中国杯、始まりましたね!
今日の男女SPを見た限りでは、みんな少しずつミスがあって納得いかないって感じでした。
観客が少ないのが心配ですが、今色々ある中で日本選手にもちゃんと拍手してくれているようですし、明日は伸び伸び演技してほしいですね。
個人的には優勝争いとは別に、ガンガン踊るタイプの町田くんがどこまでやれるか、注目しています。
ジュベさんも調子良さそうですし、トマシュや小塚くんも含めて、またクワド祭りになるんでしょうかねぇ。
そして鈴木さんがアジア系女子の対決を制して、2連覇出来るかどうかも楽しみにしています!

ビッグイシュー知ってますよ!

いつも、ありがとうございます。
ビッグイシュー。
実は、あまり遭遇できなくて、知ってはいるものの買っていません。
きっと、見たとしてもみなあんさんが、こうして書いてくれなければ、
「良いと思いつつ参加して行動することを、忘れる」ことになっていた
と思います。それぞれが、ほんの少しの関心と行動で支えあうという
ことは、私も一番素晴らしいことだと思います。

案外、促されて、あ、そうだよね。っていうことがあって、教えて下さって
本当にありがとうございます。書店という素晴らしいお仕事がありますよね。
価値のある内容が書かれているのであれば、ホームレスの方々にとって、
最善の労働ではないでしょうか。それに、その雑誌、読んでみたいです!!

今回のビッグイシューはたまたま知っていましたが、こういうことでも
知らないことがあるので、知っているかもと思わずに教えて下さいね。
世界へつながることは、芸術だけでなく、良いことなら何でも
つなげられたら良いですね。

芸術は世界につながるけど、時代もつなげますね。残っていくから。
つらいことは、人の持つ潜在能力を開発したり、新たな仕事という
ステージにその人を連れて行ったりしますね。人にもやさしくなれ
るかもしれません。そう思うと、苦しみは歓迎できるわけではないけど
Sさんには励まされます。

さて、中国杯!!
町田選手は、本当に攻めるタイプですね。選手も進化し変態しますね。
さなぎから蝶になったりしますね。鈴木選手のようなこともありますし。
安藤選手も、小塚選手もそれぞれ、進歩し、磨かれていますね。
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プロフィール

Author:yukoeden
お茶の時間は、気分を楽にしてくれます。6年間、高校の音楽の教師を経験。未曾有の震災に目を向けつつ、 音楽のことはもちろん大好きなフィギュアスケートや興味深い自然科学のことや生活を快適にできることを学び、行ったことがない外国のことを調べたり外国語にふれたりして、夢いっぱいで楽しめることをティータイムしながら探求します。

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